債務整理における流れのポイントとは

債務整理は借金の返済が滞り、今後において支払いが不可能と判断される場合に行う手続きのことです。債務の減額を申請することになりますが、その手続きを行うのは弁護士か行政書士になります。まずはどちらかに相談することから始まります。流れとしては最初に行うこととして、借金に関する現状把握を行う作業があります。

どこから幾ら借り入れがあるのか、これまでどのくらい返済してきたのかを全て洗い出すわけです。そして過払い金が無いかどうかのチェックを行います。もしあるとすれば返還の申請を行いますし、場合によっては裁判を起こすケースもあります。次に債務整理の方法を定める流れとなります。

もし債務者が無収入であれば、支払い能力が無いために自己破産を裁判所に申請することになります。収入があるのならば、その額に応じて支払える金額を設定することになります。債権者が複数ある場合には、それぞれに対して幾らの返済を行うのかを申告することになります。そこで必要があれば金利負担を無くしたり、あるいは元本を減額する交渉を行うことになります。

それにいかに応じてもらうかは、弁護士や行政書士の腕にかかることになります。そして無事同意を得ることができれば、返済計画を立てて完了という流れとなります。この債務整理にかかった費用は分割で支払うことになります。そして債権者への支払いも弁護士などを通して行うことになります。

気をつけることは、そこで支払いが滞ると弁護士などは手を引くことになり、再び取り立てが始まるということです。